子どもをガッカリさせた私の答え~神話は本当にあったお話?~

202306イザナギイザナミ

本日は、古事記について
古神道の先生から学んだ
エッセンスをお伝えいたします。

「家族が飛んで帰りたくなるオウチごはん」で
和食をお伝えしようとしたとき、

どうして和食は
「発酵食品が多いの?」
「いただきます」「ごちそうさま」の本当の意味は?
「左側にごはんを置くのはどうして?
」 などなど、
様々な疑問に答えを持ちたくて、
必死に突き詰めると…
いつも答えは神道にありました。


日本の食と
切っても切れない『古神道』

もともと、日本に神道という
宗教っぽいネーミングはなく
ただ、『おみち』『御道』と
呼ばれていたそうです。




日本人にとってそれは
人が生きる道、そのもの。
をあらわしていたのです。


そう考えると、
「食」へ繋がる答えが
そこにあるのもうなづけます。

子どもをガッカリさせた私の答え

子ども講座で、
こう質問してくれた子がいました。



「神話って本当にあったお話なんですか?」

この素晴らしい質問✨!!!
数年前の私は、とっさに
大人の学び
→(変換して)→
子どもに届く言葉
がうまくできず、
しょぼしょぼの答えをした記憶が😢




質問してくれたのは5年生の男の子。
私は、
「全部が本当にあったかどうかは
分からないけれど、
ご先祖様が体験したことや
大事に思うことを物語にして残してくれたんだよ」




みたいな感じで答えたような…。
その子は、
「はぁ…」みたいなご感想でした😅

皆さまなら、
どうお答えになるでしょうか?

あぁ…
時間を巻き戻してやり直したい😣

今思えば、私はその子の力を
もっともっと信じて、
講座の時間が押しても、
神話の話を深める時間にできたのに
と、思います。

私たちが神話を伝えられない大人な理由

皆さま、ちょっと
思い出してみてください。

小学校の時、または中学校で
日本史や歴史を、
どんなふうに習ったでしょうか?



だいたい、縄文時代が
はじまりではなかったでしょうか?

人々は竪穴式住居に住み、
簡素な服装をしている。
貝を食べたり、土器を作ったり。
弥生時代に入り稲作が始まると
村ができ、リーダーができ、
そのうち古墳時代になり、
気づけば飛鳥時代、
奈良時代と進んでいく…。

そんな流れに
疑問を持たなかった私は
この学びが
世界的にはかなり異質
と知ったとき、驚きました。



どこの国でも、歴史の教科書は
その国の成り立ちから学ぶのだと。

まずは、この国が

どうやって出来上がったのか、を学ぶ。

ところが日本は、
いつの間にか、
国がなんとなくはじまっているのです。

「古事記」のような日本神話の元
どんなはじまりの物語があり、
どんな思いでスタートした国なのか。


私たちはごっそりと、それを
教えられずに育ちました。

天孫降臨
人が空から降ってくるわけないよね?
と言う方がいらっしゃいます。

八岐大蛇。
あんな怪物本当にいるわけないよね?
と言う方がいらっしゃいます。

例えば、アメリカ。
聖書をとても大切にされています。
裁判の時も、大統領の就任式でも
聖書に手を置き、宣誓しますよね。

そういう方はそれを見て、
処女懐胎、ありえん。
十字架に磔にされたあと復活???
と、やはり思うのでしょうか。

聖書の価値観を大事にしている国では、
それが事実かどうかではなく、
真実として、信じ、
大切にされているのです。



その文脈の中に流れる価値観こそ、
受け継がれた大切なものだからです。




私たちは、天から本当に
ニニギノミコトが降臨されたのかが、
事実かどうかは別として、
その文脈の中に、私たちが守るべき
精神性のようなものが
眠っているのではないか

ということを、
考え、深める時に、
来ているのではないかと思います。


子ども達に繋いでいくために。

次回は、子ども達も喜びそうな
3種の神器についてお送りいたします。

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