桃の節句に『はまぐりのお椀』を食べるワケ

ハマグリのお吸い物

18日から二十四節季の『雨水』。
雪が雨に変わり、雪解けの頃…

のはずですが、今週も寒気到来。


大雪予報の地域の方は、本当に大変だと思います💦
どうぞどうぞ、無事に過ごされますように🙏


雨水は、雛人形を飾る頃。
桃の節句(上巳の節句)の準備を初めている方も
いらっしゃると思います。

日本の行事には、必ず『行事食』があります。

この行事食、
ただ旬のものというだけではない
とても大切な意味があります。


どんな意味があるのか、
桃の節句から見ていきたいと思います。

甘酒を飲み、菱餅を飾り
ちらし寿司や蛤のお吸い物を用意しますよね。

蛤は、対になっている貝以外とは
絶対にかみ合わないことから、
夫婦の仲の良さを表すとも言われています。

平安時代から「貝合わせ」という遊びがあったように。
※対になった貝殻の同じ絵や和歌を合わせる遊び


さまざまな理由から、この季節に
旬の貝を、日本人は食べてきました。

年に5回ある節句の行事食には
その季節の旬の食材の中でも
特に大切なものが組み込まれています。

私達の細胞は、
ほぼすべての細胞が入れ替わるまでに約3か月
の期間がかかります。

もちろん、細胞の入れ替わりには
年齢や個人差があります。
また細胞には、1か月程度で入れ替わる肌や
年単位で時間のかかる骨などの差もあります。

ですが、それらを平均して、

今食べているものが
3か月後のカラダを作る
のです。

では、桃の節句から3か月後には、
日本はどんな気候でしょうか?
新暦では少しわかりづらいのですが
その頃は梅雨シーズン。

旧暦では台風がどんどん上陸する頃です。

そんな低気圧で体調を崩しやすい時、
気圧の変化に負けない細胞を作る食べ物はなんでしょう?

そう、それが貝類なのです。

他にもいくつかの食材がありますが、

✔手に入りやすく
✔旬で美味しく
✔昔から日本にあるもの

そんな理由から、はまぐりは
私たちのカラダに親和性が高く優秀な食材です。

波打ち際で波にもまれながら成長する貝は
私たちのカラダに
気圧の変化と対峙する強さを与えてくれます。

このように、その季節に摂るべき食材が
ぴったりと旬を迎える。

そのような恵まれた国に、私たちはいます。

スーパーにたくさんの食材が並び、
「今の旬の食材は何???」となった今でも
行事食の中にそのヒントがあります。

行事を楽しめば、
自然と元気に人生が楽しめる力が付く。

くどくどと説明するのではなく
楽しい行事にして繋いでくれた先人の知恵✨
愛があふれていて感動してしまうな~😍と思うのです💞

この季節の知恵を、現代風に手渡すすべを…
と考えたのが、
「旬を味わいながら運気アップするカレンダー」です。

お持ちの方には、3月のレシピ『蛤のお吸い物」を
メールでお知らせしていますので
参考にしていただけたら嬉しいです😊。

皆さまのの節句時間が
美味しい旬の食材と共に、
最高に楽しい時間となりますように(^_-)-☆ 

発酵クラブ
篠崎ふさこ

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