『建国記念の日』とは?

建国記念日(出雲)

2月11日は「建国記念の日」ですが、
「何の日」なのか、ご存知ですか?

そして、なぜ、2月11日なのか?

私自身、あまり気にもせず、
生きてきましたが、
子どもに伝えていきたいことなので、
まとめてみました。

「建国記念の日」って、何の日?

「国民の祝日に関する法律」によると、
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」

ちょっと硬い言い方ですね。

もう少しかみくだくと・・・

建国とは「国ができた日」のこと。

つまり、建国記念の日とは、
「日本という国ができたことをお祝いする日」
です。

なぜ、2月11日が建国記念の日なの?

初代天皇である神武(じんむ)天皇
即位した日が、紀元前660年の2月11日。

明治維新直後の1873年(明治6年)に
2月11日が「紀元節」と定められました。

1945年に日本が敗戦すると、
GHQの意向により、
1948年に紀元節は、一旦廃止。

その後、国民の間で
復活を望む声が高くなった結果、
1966年に「建国記念の日」として
復活しました。

世界各国の建国記念日

では、他の国々の「建国記念日」が
いつかご存知ですか?

例えば、アメリカ。
『7月4日に生まれて』という
映画がありましたが、
7月4日が独立記念日。
1776年、独立戦争に勝利し、
イギリスからの独立を宣言した日。

フランスは、7月14日。
1789年、パリ市民が
バスティーユ監獄を襲撃した日であり、
フランス革命を記念する日。

ドイツは、10月3日。
1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、
翌年の10月3日に、東西が再統一した日。

カナダは、7月1日で
「カナダデー」と呼ばれています。
1867年、イギリスから自治権を獲得し、
植民地時代が終わった日。



こう見てくると、
どの国も比較的、新しい。
一番古いアメリカですら、18世紀の建国。

それに対して、日本の建国は紀元前。
2600年以上の歴史があるんですね。

建国記念の日を、どう過ごす?

建国記念の日には、
多くの神社で式典が行われます。

有名なのは、縁結びの神様として
有名な出雲大社です。

出雲大社では、毎年
「建国記念の日祭」が行われ、
参拝者にお餅などが振る舞われます。

「日本の建国を祝う会」では、
毎年、表参道原宿付近で、
奉祝パレードを行っています。


そうした行事に参加しなくても、
2月11日には、日本という国について
思いを馳せてみてくださいね。

★豆知識★

サッカー日本代表のエンブレムには、
3本足のカラスが描かれています。

これは、八咫烏(やたがらす)
と言います。

八咫烏とは、
熊野の山中で神武天皇を導き、
東征を成功させたというカラス。

※ 冒頭の写真の出典:出雲大社のHPより

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