「まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている」
有名な司馬遼太郎の長編
『坂の上の雲』の書き出しです。
私たち日本人の多くが、
日本を「まことに小さな国」だと、
思っているのではないでしょうか。
本当にそうなのでしょうか。
地図は球体を平面にしているので、
なかなか本来の大きさが分かりづらいですが
地球儀を見ても…
日本はやはり小さいかな(-_-;)。
ですが、ヨーロッパの地図に日本を重ねると
南北に長い日本は、結構なサイズ感です。
国土の面積は、世界61位✨!!!
ん~、何とも微妙な数字(笑)。
ところが!
本来の国の大きさは、
国土だけで測るものではありません。
日本は海に囲まれた海洋国家。
海岸線から200海里は日本の領海です。
この、排他的経済水域を入れると、
日本は世界で6番目に大きい国です。
日本の島の数は全部で6,852あります。
このすべての島の海岸線の距離は、
アメリカの全ての海岸線の長さの2倍になります。
世界には、海を持たない
または少ししか海に接していない国も多くあります。
もう一つ大切なことがあります。
それは、日本近郊の海が、
ものすごく深いこと。
領海域だけでなく
深さ(体積)も領土に換算する計算があります。
深さも入れて領土領海を測ると、
なんと日本は世界第4位に躍り出ます。
深い深~い海には、
未知の資源が眠っていると言われています。
・レアアース
・石油
・石炭
・ダイヤモンド
などなど
これからの海洋調査が楽しみですね。
1970年、尖閣諸島の周りに
石油が大量に眠っていることが分かりました。
その量、イラクの全埋蔵量に匹敵する量です。
もし、掘削が始まったら日本は世界第2位の石油大国です。
そりゃあ、他の国が
「尖閣はうちの島だ」
と言い出すのも分かりますよね。
(いやいや、日本の島です)
そして、日本近海には魚が豊富です。
その種類の多さは、世界ぶっちぎりの1位です。
お寿司屋さんにネタがずらっと並ぶのも
その豊かな漁場のなせる業ですよね。
では、なぜ私たちは日本を、
「小さな島国」だと思っているのでしょうか?
小さな、無力な、価値のない国だと、
私たち日本人が思いこむことに、
誰のどんな意図があるのでしょうか。
大事なのは、
『私たちが何を次世代に伝えたいのか』
そこを思い、さまざまなことを学んでいきたいと、
私たち発酵倶楽部は考えています。
日本はぜんぜん小さな島国ではありません。
人口は1憶3千万人ほどで世界10位。
日本の円はドル・ユーロに次ぐ
世界3大通貨の一つです。
GDPは世界3位。
(ただし現在、一人当たりのGDPは下がり続けています)
最後に、日本の地図の不思議を2つ。
これらは、ネットでも話題になりましたので
ご存知の方も多いかもしれません。
一つは、
《宇宙から見た日本が、龍に見える》
まるで上り龍の様だと、
話題になりました。
もう一つは、
《世界の雛形、日本》
世界中の大陸の縮図を当てはめて
日本のカタチが作れるということ。
これは、エベレストのあるヒマラヤ山脈の場所が
ぴったり富士山の場所にあたる。
世界最大の湖・カスピ海が、
日本最大の湖・琵琶湖の位置に。
そんな一致もあるそうです。
真偽のほどは分かりませんが、
自分の国がこんな神秘を持っているというのは、
大人も子どももワクワクしますよね?
今回は神秘の国日本の
国土やカタチに注目してみました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!