2022年9月25日の日曜日。
「柳家小きん師匠による
子ども落語講座&質問会」
を開催いたしました。
みなさまは
落語家が話す落語を
実際に聞いたことがありますか?
実は、主催者である私たちも
寄席は未体験。
落語についての知識も
「寿限無寿限無と、
まんじゅう怖いくらいなら知ってる」
というレベル。
子どもたちには、
日本の文化を体験してほしいと
思っていながら、
自分たちが体験していなかった・・・
そう思っていたところ、
落語家の柳家小きん師匠と
巡り会うことができたのです。
「子ども向けに落語を
お話しいただけませんか?」
とお願いし、
今回の講座を開催する
運びとなりました。
当日は、下は3歳から
上は中学2年生という
幅広い年齢層の子どもたち。
幅広い年齢層だったにも関わらず
その場に合わせたお噺を
してくださったので
子どもも大人も大爆笑ww
どのお噺にするか、
会場の雰囲気に合わせて
選ぶという小きん師匠。
「一期一会」を
大切にされている師匠ならではの
空気感づくりは最高でした。
落語を一席お話しいただいた後は、
「落語講座」
普段は聞けない
落語に関するあれやこれやを
聞けましたよー。
例えば、
落語家は1人で
何役も演じるわけですが、
舞台に向かって左側を向いているときは、
「偉い人」
って知っていました?
その理由は、
歌舞伎の舞台にあったんです。
詳しくは省きますが、
落語家の師匠が
ホワイトボードで
歌舞伎の舞台を書いて
説明してくださるなんて、
なかなかないですよ!
それ以外にも、
落語に欠かせない小道具
”扇子”と”手ぬぐい”を使って、
「これは、何をしているところでしょう?」
というクイズをしたり、
希望者には、
高座にあがって、
「おそばを食べる」
という動作を
一緒にしてくださりました。
師匠の
「おそばを食べる」
動作が、
これまた上手なんです!
寄席ではできない体験ができ、
子どもたちにとって
いい刺激になったのではないでしょうか。
参加してくれた小3の女の子は、
「落語が何かわからない。」
と、落語について
事前に勉強してきてくれたそうです。
主催者冥利につきるエピソードです。
自宅にいながらにして、
オンラインで繋がれる昨今ですが、
笑いを共有できる一体感は
リアルならではだと思います。
肌で感じたことは、
一生覚えています。
参加した親子にとって、
そんなひと時になったのではないでしょうか。