前回、黄泉の国から命からがら逃げてきたイザナギ。
「身体が穢れてる!綺麗にしなければ!」
と、穢れを洗い流します。
(場所は、筑紫の日向の小門の阿波岐原)
この禊では、多くの神が生まれます。
最後に左目を洗うと アマテラス
右目を洗うと ツクヨミ
鼻を洗うと スサノオ
が生まれました。
この三柱を三貴士と言います。
イザナギは、この三貴士の誕生を喜び
アマテラスには、高天原
ツクヨミには、夜の世界
スサノオには、海原
を治めるように言います。
アマテラスとツクヨミは
忠実にこの命令を果たします。
けれども、スサノオは青年になっても泣き喚くだけで
「お母さんの所に行き合いよー( ; ; )」
というばかり。
それを聞いたイザナギは、
「だったら出ていけーー
と怒って、スサノオを追放します。
これを見ると
スサノオって、マザコン?
引きこもり?
なかなか自立しない子ども?
とか思ってしまうのは、私だけでしょうか。。
昔から、そんな人はいたってことですよね。
それを、親であるイザナギは、怒って突き放す。
日本の神様って、みんな働き者ですよね。
西欧の神様との違いです。
労働に対する感覚が
他国と違うのは、こんな神話から続いているのでは?
と感じます。
来月は、アマテラスとスサノオの姉弟のお話しです。